5月16日 柳生街道を行く
朝5時半に袋井を発ち、9時半に奈良県奈良市の円成寺に到着し、柳生街道を歩いた。小雨であったが、生い茂る木の中を歩いたので傘無しでも、ほとんど濡れることは無かった。11時過ぎに峠の茶屋に到着し、250円の味噌汁1杯を注文し、持参したおむすびとお茶と日本酒1合を飲んで昼食とした。
世界遺産の春日山原生林に入り、磨崖仏の仏像群を通り、剣豪柳生十兵衛の弟子、荒木又右衛門が、試し切りをしたという首切り地蔵を抜け、岩に彫られた朝日観音、夕日観音を拝み春日大社(世界遺産)に到着したのは2時過ぎで5時間を要したが、天然のヒノキや杉の木から発するシャワーを浴び、新緑の映える池を見て、苔生している小川のせせらぎ、野鳥のさえずりを聞きながら、心地よい気分で歩けた。
バスで薬師寺まで移動し、拝観した。心配された雨もいつのまにか止み、和尚の説法を聞く事が出来、30年前の修学旅行で聞いた「今やらなければいつやる」と言っていた和尚の顔が浮かんだ。今回は人間には3つの毒袋があり、それを完全に排除するのではなく、うまく管理していく事が大事であると説いていた。ちなみに3つの毒袋とは怒り、おごり、妬みだそうです。また、般若心経の写経も1巻2千円で奉納してくれるそうだ。
そして国際観光旅館「山城屋」
http://www.nara-oyado.com/には5時前に到着し、ビールと日本酒をたしなみ、お風呂に入ってから宴が始まった。総勢21名(男性13名、女性8名)の大所帯なのでとても盛り上がり、料理も美味しく、とてもいい宿でした。