7月15日 東屋 隅木との接合部墨付け
今日は桁の隅木との接合部の墨付けと梁と桁の接合部(蟻掛けのひかり)の墨付けを行いました。
隅木との接合部は難しいので、規矩術の講義から始まりました。さしがねの基本を復習し、裏目は√2の目盛りが刻まれており、これは正方形の1辺の長さが表目で1尺の場合は、その対角線の長さは裏目の1尺にあたリます。45度までを平勾配と呼び、45度よりも急な勾配を返し勾配といいます。隅木の勾配は隅勾配といって平勾配の半勾配になります。つまり屋根の勾配を1尺いって3寸上がる(上がり3寸)を隅木の勾配は1尺いって1.5寸上がる勘定になります。それを踏まえていきなり材料に墨付けしないでケント紙に原寸大で墨付けしてから、本番に取り掛かりました。
接合部の図です。
桁と桁の接合部のモデルです。今回は蟻はありませんが、柱のほぞが1寸角で上に突き出ます。
それに隅木をのせたモデルです。
大工さん仕事はかなり複雑で難しいです。実際にやりながら頭の中で立体視が出来ずにパニクっています