6月2日 加工材料 墨付け かんな削り

 午前中は講義で、加工材料の合板(ベニヤ)について学習した。一般的な合板は5枚の薄い板(ラワン)の繊維方向を1枚ずつ直交させて積んで接着剤で貼りあわせたもので、強度が大きくて比較的安価で広い面積を作ることができる。注意する事は接着剤が固まると硬くなるのでのこぎり等工具を使う際には木材用と分けて使われる。そうしないと早めに道具が傷んでしまうという事です。他に集成材(ラミナ)、繊維板(ファイアーボード)、パーティクルボードなどがあります。
 原寸図は合板に墨で描き、必要によっては型抜きして使う場合もあります。尺杖といって3、4mの木材に正確に寸法を取って基準尺とします。番付けというのは材料に記号で名前を付けることで何処に配置されるかがわかるようになります。1尺ごとに縦・横に1,2,3とつけて座標のように表します。1の1、3の3とかを部材に墨で描けば何処に配置する材料かがわかります。
 午後はかんな削りで仕上げです。昨日休んだ分を取り戻さなければと思い一生懸命に研ぎましたが、実際にかんなに刃をセットしてかんなを引きますが、うまく削る事はできませんでした。明日は墨刺しを作り、墨付けをやっていきます。ちょっと不安になってきました。ここまで来て、まだ研ぎが完璧でないのはあせります。しかし、先生に言わせれば、20年かかって覚えてきた事をたった1ヶ月で覚えられるわけないとおっしゃっていたので少しの気休めになりました。


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