午前中は講義で建築施工の金属板屋根について学習しました。一文字ぶきと瓦棒ぶきの2種類があります。雨どいは軒どいと縦どいの部分に分かれます。水切りは外壁の下端など雨水の侵入しやすいところに金属板でつけます。左官工事ではモルタル作りとプラスター作りの下地、施工についてを学習しました。
木質構造の軸組み構造材である土台、火打ち土台については土台と基礎の緊結と土台の継ぎ手、仕口そして土台と火打ち土台の仕口のやりかたを学びました。柱、けた・胴差し、筋交いについても学習しました。
午後は木工の時間です。墨さしは墨付けの時に、木材に線を引いたり文字を書いたりする時に使います。まず、材料の竹を、節あり2本と節なし7本を選びました。写真は左が完成、右が材料です。
両サイドを真っ直ぐになるように中仕工かんなで削り、
末口を5分、根を4分に差し金を当て鉛筆で線を引き、かんなでサイドを削りました。かんなで竹の厚みを調整して、末口の傾斜を4分、鉛筆で線を入れ、
竹用の鋸で引きました。末口に垂直方向に6分ほど、のみを20本から30本裂け目を入れます。この作業が一番の難関でした。